台風が直撃してしまうと、停電してしまうことがありますよね。
台風時の停電は電力会社が「もしも電線が切れてしまったら、漏電して火災が起こるかもしれない」ので二次災害を防ぐために強制的に停電させることがほとんどのようです。
しかし!!そんなときの停電は割とすぐ復旧してくれるんですよね。
数分や数十分の停電なら特に心配はないけど 問題なのは数時間の停電のとき。
何時間も停電してしまったらいろいろ不便がおきてしまいますが その中でも心配になるのは冷蔵庫の中身!先日我が家も「25時間」という停電を経験してしまい 電気のありがたみを痛感させられました。
25時間の停電で冷蔵庫の中身はどうなったのかも交えながら
停電時の冷蔵庫はどうしたらいいのか、停電後の処分対象までお伝えしますね♪
台風で停電した場合冷蔵庫はどうする!?
停電したときに 何よりも一番大切なことは・・・。
そうなんです。冷蔵庫って、停電してから一度も開けなければ、庫内の温度が上がるのを極限まで防ぐことができます。
停電したら必要最低限は仕方ないとして、とにかく”開けない”を徹底しましょう。
冷蔵庫のコンセントは抜いたほうがいいの?
短時間の停電の場合コンセントは抜かなくても問題ありません。雷が鳴っていたり、落雷の危険がありそうなら抜いておきましょう。
台風などの自然災害で停電してしまうと、いつ復旧するかわからない場合が多いので入れたままにしておいたほうがいい気がします。
ただし、あまりに停電が長引いた場合は冷蔵庫から水漏れする場合があります。冷凍庫内の霜や解凍されたものから水分がでてしまい、普段水受けしてくれているトレイから水が漏れてしまうのです。こうなると通電した際に漏電の危険もあるので、停電が長引いている場合はコンセントは抜いておきましょう。
停電がどれくらいの時間なら冷蔵庫内は大丈夫なの?
季節や室内の温度にもよるかもしれませんが、冷蔵庫を開閉しない限り冷蔵庫の中の温度が急激に上がることはありません。密閉されているのでゆっくりじんわりと温度が上昇するんですよね。一説によると、2~3時間くらいまでは冷気が保てるとか。
なので夏場でも3時間~半日くらいまではほとんど大丈夫なことが多いです。
ただし 頻繁に開閉してしまえばその温度はすぐに上がってしまうので 気を付けましょう。
長時間(24時間以上)の停電の場合は・・・
開封後要冷蔵のものは基本的に廃棄
長時間の停電になると 冷蔵庫内もわずかにひんやりする程度でほとんどが常温になってしまいます。悲しいですがほとんどの食材は処分対象になります。
基本的な考え方としては、
- 常温保存が可能なものは大丈夫(未開封など)
- 常温保存タイプでも開封後要冷蔵などのものは廃棄
- 最初から要冷蔵のものは未開封でも廃棄
25時間 停電してしまった我が家の場合
私はいつも冷蔵庫を無駄に開ける癖があり、一度だけ開けてしまったのですが(オイ)それからは開閉ゼロ!
25時間後に復旧した時、冷蔵庫内はどうだったかというと。生鮮食品を入れる専用のチルドケース内に入っていたお肉や魚は変色していました。
冷蔵庫内からも、ひんやりとした感覚はわずかでした。
捨てたものは・・・
- 開封していた焼肉のたれ
- お肉、おさかなのすり身等 生鮮食品全部
- チーズやバターなどの乳製品(未開封含め全部)
- 開封済みのペットボトル飲料
- 開封済みの牛乳
- 開封済みのめんつゆ
- 開封済みのマヨネーズ ケチャップ
- その他開封後要冷蔵と書かれてあったものは全部
神経質だったかもしれませんが、小さな子供がいることと 食中毒を起こしては大変なので泣く泣く廃棄しました。
※卵は生で食べないのであれば普段常温で保存できるのですが、いったん冷蔵庫で冷やしてまた常温に戻してしまうと サルモネラ菌などが増えてよくありません。しっかり火を通せば大丈夫ですが 気になる場合は処分しましょう。
では次!冷凍庫について!!!
停電した時の冷凍庫は何時間もつの?
冷凍庫は 庫内にどれだけのものが入っているかにも大きく左右されます。たくさん詰め込まれていれば凍っているそれぞれが互いに冷やしあってくれるので長時間持つようです。
冷凍庫内に入っている食材の量や季節にもよりますが やはり冷気が保たれる時間は3時間~4時間程度。
長時間の停電だと これまた残念ながら処分しなければならないものが。。。
我が家で処分したものは・・・
- 小分け冷凍していたお肉
- 冷凍食品全般
- カツオのたたきまるごと一本(これ悲しかった・・・)
です。あまり入ってなかったのも 傷みが進んだ原因かと思われます・・・
解凍されてしまったものは 再冷凍しないほうが良いです。食べられそうならばすぐに火を通して調理してしまうのも手ですよ!
実は近所の大きなスーパーも停電してたのですが、会社の規定で「3時間以上停電してしまった場合は冷凍食品などすべて廃棄」だったそうです(´;ω;`)ごーーーーん。
冷凍庫内のものも、目安としては4時間以上停電していて、表面が溶けていたら廃棄した方が良さそうです。
でもアイスは大丈夫でしたよ!!!ピノのファミリーパックだったんだけど、チョコレートコーティングが頑張ってくれて溶けずにいてくれました^^
停電してしまっても慌てないために
停電はいつどんな状況で起こるかわかりませんが、
いつ停電しても大丈夫なように・・・・!なんて無理だけど 普段から出来ることがあります。
- 冷蔵庫内にはなるべく詰め込みすぎないこと
- 冷凍庫内に保冷剤を詰めておくこと(停電したときに、凍った保冷剤を冷蔵庫にうつすとさらに長く冷気が保てます)
- 冷凍庫の中はなるべく詰め込むこと
- 停電したら冷蔵庫の開閉は最小限に
- ガスが使える場合は傷みやすいものから先に調理してたべる
停電した時に慌てないためにも、冷蔵庫はなるべく備えておけるといいですね!
停電時の冷蔵庫事情についてまとめ
3時間未満の停電だったら、頻繁に開閉しなければ冷蔵庫、冷凍庫の中身はほとんど大丈夫ですが、それ以上の長時間停電の場合は注意が必要ですね。
長時間の停電になるかもしれない場合は、万が一の水漏れによる漏電を防止するためにもコンセントを抜きましょう。
最終的に冷蔵庫の中身を捨てるか捨てないかどうしても迷うときは、においを確かめてみてくださいね。
半日くらいまでならしっかり加熱して食べれば大丈夫かもしれませんが それ以上時間がたっていたり、不安がある場合は 捨てる選択をしてくださいね。
もったいないという気持ちもめちゃくちゃわかるのですが、あなたが食中毒をおこしてしまっては 元も子もありません!
健康のためにも心を鬼にして 処分してくださいね。
電気は私たちにとって 生活に欠かせない大切なライフラインです。
25時間もの停電は30年以上生きてきて初めての体験でしたが たったそれだけでもとてもつらかったです。
台風が来る前など、備えられるときはしっかり準備することも大切ですね!