寒い季節、暖かく眠るために欠かせない毛布は、人々を安眠に導いてくれる存在です。睡眠時以外にも、HTMQホームページで紹介されているようなゲームやNetflixを見る際などに、毛布に包まりながらエンターテインメントを楽しむ人も多いのではないでしょうか。
しかし、しっかり布団や毛布をしっかりと掛けているにも関わらず、寒さを感じてなかなか眠れなかったりした経験はありませんか?そのような経験がある方は、正しい毛布の使い方ができていないかもしれません。
今回は、意外と知らない正しい毛布の使い方や、掛ける順番とその理由について解説していきます。
正しい毛布の使い方とは?
布団を掛けるときの順番として、上から布団→毛布→自分→敷布団という順番が一般的です。しかし、実は最も暖かく感じる毛布の掛け方は「掛布団がどのような素材か」によって異なっていることをご存知でしょうか。ここでは、掛布団の素材ごとに正しい毛布の使い方をご紹介します。
掛布団が羽毛布団の場合
掛布団が羽毛布団の場合、毛布は自分の下に敷くほうが暖かく感じることができます。掛け方の順番としては、「布団→自分→毛布→敷布団」となります。
では、なぜ毛布を下に敷くほうが暖かく感じるのでしょうか。これには、毛布の重さと羽毛布団の性質が関係しています。羽毛は体温を感知することで膨らみ、暖かい空気をたくさん含むことができ、ふんわり感をキープすることで保温性が高くなります。羽毛布団と体の間に毛布があると、この効果を遮断してしまうことになるため、せっかく高価な羽毛布団を使っていても効果が最大限発揮できないということになりかねません。暖かさを保つには、羽毛布団直接肌に密着させることが重要なのです。
また、羽毛布団は吸放湿性にも優れているため、睡眠時の最適な湿度を保ってくれる効果もあります。
掛布団が羽毛布団以外の場合
掛布団が化繊、羊毛、綿など羽毛布団以外の布団の場合は、毛布は布団の下にし、自分の上に掛けるのがベストです。掛け方の順番としては、「布団→毛布→自分→敷布団」となります。
羽毛布団以外の掛布団の場合はなぜ毛布を上に掛けるほうが良いのでしょうか。それは、化繊、羊毛、綿の布団は羽毛布団に比べてフィット性能が低い素材であることが関係しています。繊、羊毛、綿の布団を掛けると体と布団の間に隙間ができやすくなるため、その隙間を埋める効果がある毛布を自分との間に挟むことで、暖かく寝ることができるのです。
また、さらに暖かさをプラスしたいときは、体の下に毛布を敷くことがおすすめです。毛布を下に敷くことにより、寝ている間に体から放出される熱が下から受け止められるため、保温効果を保つことができます。
羽毛布団の上に毛布を掛けるなら?
掛布団が羽毛布団の場合、毛布は自分の下に敷くほうが暖かく感じることは分かりましたが、これまで毛布を自分の上に掛けていた方の場合、羽毛布団だけを掛けていると少し物足りなさを感じることもあるかもしれません。このような場合、羽毛布団の上に化学繊維の毛布を掛けることがおすすめです。アクリル、ポリエステル、レーヨンなど化学繊維を使った毛布は熱をしっかりと閉じ込めてくれるため、羽毛布団の上に掛けても暖かさをキープしてくれます。また、毛布でなくタオルケットを掛けても同様の効果が得ることができます。
羽毛布団の上に重い毛布を掛けると、羽毛布団がつぶれ、暖かい空気を含むことができる隙間がなくなってしまいます。これでは羽毛布団の保温効果が薄れてしまうため、軽い毛布を選ぶようにしましょう。
最後に
今回は、意外と知らない正しい毛布の使い方や、掛ける順番とその理由について解説していきました。質の良い睡眠をとることは、いきいきとした健康的な生活にもつながります。暖かく眠ることができていないと感じている方は、一度使用している掛布団の素材についても確認してみましょう。毛布や掛布団など寝具を正しい使い方で使用することで、日々快適な睡眠ができるようにしていきたいですね。