生のたけのこといえば、水煮と違い香りも香ばしく、春にしか味わえないとてもおいしいものです。
そんな生のたけのこですが、手に入ってたはいいが下処理の方法がよくわからなくないですか?
どこまで皮をむけばいいのだろう。
下茹でには何時間かかるの?
圧力鍋でもできるのか。
今回は、たけのこの下茹で方法をご紹介しますねっ!!
たけのこの下茹ではどのくらいの時間でできる?
たけのこを掘った後は、時間とともにどんどん味が落ちてしまい、えぐみが増していきます。頂いたり購入した場合は、なるべく早く下茹でをしてください。
購入する際は、節目の間隔が狭く、皮がみずみずしいものを選んでください。
ずっしりと重く、先端は緑よりも黄色いもので、根元のつぶつぶが小さく少ないものがおいしいですよ♪
たけのこのえぐみを軽減させるために必要な行程のひとつが、下茹でによるあく抜きです。
シュウ酸とホモゲンチジン酸という物質がえぐみの原因となってしまいますが、米ぬかによってこのえぐみの素を抑制させる効果が発揮されます。
掘りたてであるとあく抜きをする必要はないとされていますが、収穫後一日以内程度であれば、水茹でをするだけでもいいです。
基本的には、米ぬかを使ったあく抜き法が一般的です。
用意するものは、たったの3つ。
- たけのこ
- 米ぬか(たけのこ1本に対してひとつかみ)
- 唐辛子2~3本(米ぬかの臭み軽減)
この3つで下茹でができます。
そこで気になるのが、下茹でにかかる時間ですよね。
ずっと見張ってないといけないのかと思われがちですが、そんなことはなく、
沸騰後は弱火にしてコトコト1時間程度ゆでるだけです。
スッと竹串が通るようになれば、火を止め、湯が冷めるまでおいておきましょう。
夜ゆでて、あとは寝るだけで下茹でが完了です。
たけのこの下処理で一番簡単な方法とは!
下茹でで一番簡単なのはやはり米ぬかを使った方法でしょう。
最近では、スーパーでも米ぬかもセットになって売られていることもありますが、
もし米ぬかが手に入らなかった場合は、米のとぎ汁を大さじ2杯程度で代用もできます。
- たけのこをよく洗い、穂先を斜めに切り落とす。
根元のぶつぶつは薄く取りましょう。 - 日の通りをよくするため、先端から縦に切り込みを入れ、皮を3枚程度はがす。
(皮は、はがさないほうが香りが逃げにくいとされていますが、大きすぎると
お鍋に入らないと思うので、全部はいでしまってもいいです。
べろべろとした姫皮は煮物やあえ物にも使えます♪) - 大きめの鍋にたけのこを入れ、たっぷりの水(とぎ汁)を注ぎ、米ぬかを入れて落し蓋をし火にかける。
- 沸騰してしばらくするとあふれるので煮立ったらすぐに火を止める。
- 1時間程度したら竹串を刺してみて、スッと通ったら火を止める。
- そのまま湯が冷めるまで、一晩おいておく。
- たけのこをとりだし、皮つきの場合は皮をはがし水洗いする。
- たけのこを全部覆うくらいのたっぷりの水につけ、冷蔵庫に入れ、毎日水を換えれば日持ちします。
たけのこの下処理は圧力鍋でもできる!
圧力鍋を使えば、もっと時短をして下茹ですることができます。
ただし、気を付けることが。
ぬかを使うと圧力鍋にぬかが詰まってしまい、ゆでることができなくなってしまうので、
お茶パックを用意してください。
- 皮を全部向き、下のぶつぶつは薄く取る。
- 穂先を斜めに切り、先端から下に向かって切り込みを入れる。
- お茶パックに入れたぬかひとにぎりを圧力鍋に入れ、
たけのことかぶるくらいの水をいれ、15分圧力をかける。 - ゆで終わったら火を止め、圧が抜けるまで待つ。
- 保存は深さのある容器に水を張り、毎日水を取り替える。
米ぬか不用の簡単な方法も見つけましたよ!!
たけのこの下茹でについてまとめ
下茹でにかかる時間は1時間。あとは一晩置いて寝るだけで完了します。
圧力鍋を使えば30分程度でできるので、とても時短になりますね。
美味しいたけのこを美味しく調理するためにはかかせないあく抜き。
ぜひ、今回紹介した方法でやってみてください!