毎年、冬になりお正月が近づいてくると、感謝の気持ちとして贈り贈られるお歳暮。
感謝の気持ちを伝えられる、良い機会なのかもしれませんが、
普段のお付き合いもそんなにあるわけでもなく、そこまでしてもらうのも申し訳ない。。。
例えば「数年お付き合いが無い親戚」や
「退職や異動でお付き合いが無くなった上司や職場の仲間」
そんな方とお歳暮のやり取りを繰り返していると、負担になることがあるかもしれません。
子供の成長に伴って学費が必要になってきたり、年金生活になって収入源が減ってしまったりなどその要因はさまざまです。
相手の方と、もうお歳暮だけのお付き合いになってきてしまっている。
そろそろやり取りをやめたいなぁ・・・。
なんてことがあるかもしれません。
お歳暮のやりとりをやめたい場合に、どうすることが相手の方に失礼なくできるのか、
まとめてみました。
お歳暮のやり取りをやめたいときは?
お歳暮のやり取りをしていて、そろそろもうやめたいな。。。
と 思うとき、
どうすることが良いのでしょうか?
その1:お礼状を使って やんわりと伝える
相手の方との関係にもよりますが、ほとんど顔を合わせることもなく
季節の挨拶だけのお付き合いの場合、お礼状にさらっとこれからのことを書いて伝えることです。
その2:よく知る深い仲の場合は、お互いやめようと話しをしてみる
気心の知れた方となら、「お歳暮の時期に気を遣うのもなんか水臭いのでやめない?」と提案してみると良いかもしれません。
双方で話し合いのすえに、やめることができたなら、一番良いかも♪
お仕事上の付き合いだった方や、遠い親戚など、
直接お話することもあまりない場合、後者はなかなかできないかもしれません。
相手の方との関係をよく考えて、行動してみましょう。
お歳暮をやめるときに知っておきたいマナー
お歳暮をやめたいと思っても、失礼にあたることはしたくないですよね。
できれば、
突然きっぱりとお歳暮をやめる!というのは 避けたほうが無難です。
もう二度と 顔も合わせたくないし!大嫌いだし!!!!
なんて 特別の理由がない限りは・・・(; ・`д・´)
毎年の恒例として贈りあっていたのなら、
急に来なくなれば、
「あれ?私何かしたかな・・・?」
と 相手の方が気にされたりあるかもわかりません。
感謝を伝える挨拶としての贈り物であるとはいえ、
やり取りをやめるには きちんど段取りを踏んで、突然やめることのないようにしたいものです。
お歳暮をやめるときに使える例文を紹介
お歳暮のやり取りをやめるには
段階を踏むべきだとお伝えしました。
お歳暮を頂いたら2~3日以内にお礼状を書くことがマナーですが、
そのお礼状に添える文例を紹介しますね(*’▽’)
例文 1
この度は お歳暮の品を頂戴しまして、誠にありがとうございます。
家族も喜んでおり、大変美味しくいただきました。日ごろご無沙汰ばかりにしておりますのに、いつも変わらぬお心遣いをいただき恐縮しております。
これからは、季節の挨拶のお心遣いなどされませんよう、お願いいたします。
今後とも、変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
厳寒に向かいます折、くれぐれもご自愛くださいませ。
例文 2
ご家族の皆様もお変わりなくお過ごしのこと、何よりのことと存じます。
毎年ご丁寧にお歳暮の品を頂戴しまして、大変感謝しております。恐縮ではありますが、今後はお気持ちのみありがたく頂戴したいと思っております。
以後、お気遣いをなさいませんように、よろしくお願申し上げます。長年にわたるお心遣い 心より感謝申し上げます。厳寒に向かいます折ゆえ、お体ご自愛くださいませ。
◎お歳暮を頂いていることに感謝していること
◎お気持ちをとても嬉しく思っていること
◎でも今後のお心遣いは無用ですときちんと伝えること
この3つに注意してお礼状を書いてみましょう。
このお手紙を送ってもなお、お歳暮が届くようならば、
より強い言葉として
「このようなお心遣いはどうぞご放念ください。」と送ってみてくださいね。
まとめ
お歳暮のやりとりは、嬉しいことである反面、やめ時を見失いがちです。
一度送ったらずっと続けなくてはならないからと
最初からしないと決めていらっしゃるかたもいるほど。
そもそもの目的は「感謝の気持ちを伝えるもの」
そこをはき違えて、義務的になるのも悲しいですよね。
お歳暮のやり取りをやめることや、お断りすることは、
大変心苦しいですし、勇気が必要なことです。
ですが、案外相手の方も、やめ時を悩んでおられるかもしれません。
これまで、お歳暮でお付き合いをしてきたわけですし、
お歳暮をやめられても、お手紙や年賀状などで変わらぬお付き合いができたらいいですね(*´ω`*)
もしもお断りをされているかもしれないと感じられた場合は
こちらの記事を参考にしてみてください(*´ω`*)