毎年、節分の日に何となく食べる恵方巻き。
何となく買ってきて、何となく恵方といわれている方角を向いて、何となく食べる。
「今年の恵方の方角は○○○です♡」などとよくテレビやお店で見かけるあの方角は いったい誰が決めているんでしょうか?
気になったあなたのために、方角の決め方と今年の恵方について♪
わかりやすく、をモットーに簡単に説明してみます(*´ω`*)
恵方巻きの方角って誰が決めるの?
恵方巻きの方角、じつはすでに未来永劫、決まっているのです。
まずはその恵方を導きだすためのちょっと難しい話を。
恵方巻きの恵方とは
恵方とは、歳徳神(としとくじん)という神様がおられる方角のことを言います。
この歳徳神というのが、その年1年間の福徳をつかさどる神様と言われているんですね。
つまりは、今年1年の幸せや繁盛を歳徳神がおられる方向を向いて祈る!ってことなんです!
歳徳神のおられる方位(恵方)はどうやって決めてる?
十干(じっかん)という言葉をご存知でしょうか。普段私たちに馴染みのある干支(えと)は、十二支とも呼ばれますよね。
この干支の 干の部分は十干(じっかん)の略。干支とは十干十二支(じっかんじゅうにし)の略なのです。
十 干 | 音 読 み | 訓 読 み |
甲 | こう | きのえ |
乙 | おつ | きのと |
丙 | へい | ひのえ |
丁 | てい | ひのと |
戊 | ぼ | つちのえ |
己 | き | つちのと |
庚 | こう | かのえ |
辛 | しん | かのと |
壬 | じん | みずのえ |
癸 | き | みずのと |
ひのえうま とか きのえさる とか言いますよね♪それが十干十二支。
ちょっと話がそれましたが、この十干(じっかん)が、恵方を決めるカギとなります。
十 干 | 西暦年の1の位 | 16方位 |
甲(こう)・己(き) | 4 ・ 9 | 東北東やや東 |
乙(おつ)・庚(こう) | 5 ・ 0 | 西南西やや西 |
丙(へい)・辛(しん) 戊(ぼ)・癸(き) | 6 ・ 1 8 ・ 3 | 南南東やや南 |
丁(てい)・壬(じん) | 7 ・ 2 | 北北西やや北 |
表のとおり、西暦の末数字によって、恵方が決まります。
南南東や北北西・・・などと、方角が細かいので何種類もありそうですが、実はこの4方角だけなんですね!
毎年この4方角のどこかになっています。
今年の恵方はどこ!?
表を見ればわかるように、西暦何年かで、今年の恵方がわかりますね(*´ω`*)
2018年・・・戊 南南東やや南
2019年・・・己 東北東やや東
2020年・・・庚 西南西やや西
2021年・・・辛 南南東やや南
2022年・・・壬 北北西やや北
2023年・・・癸 南南東やや南
2024年・・・甲 東北東やや東
2025年・・・乙 西南西やや西
2026年・・・丙 南南東やや南
2027年・・・丁 北北西やや北
と 繰り返されます。
表には 南南東やや南 とか 西南西やや西 などと、「やや」をつけているのですが、これも実は理由があります。
コンビニやスーパーなどに「今年は南南東です!」と書かれているのは、正確な方位ではないのです。
下の図が分かりやすいですね♪
(参照:Wikipedia ファイル名:Ehou-direction.png)
恵方巻きを販売しているお店では、わかりやすいように簡略化して、南南東などと16方位で表記されていますので、やや南などを意識してみるとしっかり福徳をつかさどる神様 歳徳神の方向を向けるので、ぜひそうしてみてくださいね♪
恵方巻きの方角は誰が決めるの!?についてまとめ
いかがでしたでしょうか!
恵方巻きの方角は実はたったの4種類だったなんて驚きですよね(*´ω`*)
歳徳神のおられる方角に向かって、今年1年間の幸せを願いながら恵方巻きを食べる。
意味を理解した上で恵方巻きを食べると、なんだかちょっと幸せになれる気がします♡
最後までお読みいただきありがとうございました(*´▽`*)