夏になると、浴衣を着てお出かけする機会がたくさんありますね♪温泉宿に泊まれば浴衣が用意されていますし、夏祭りや花火大会に行く時にも着たいですよね♡
夏の風物詩とも言える日本の伝統ある着物なので、「着方がわからない!」だと ちょっと切ないかも。日本人として、ぜひ心得ておきたいものです。
一度覚えても、頭の中でごっちゃになって毎年「あれ!どっちだったっけ!」となりがちですが、それはもう今日で終わりです!
覚え方、実はとても簡単で、一度覚えたらもう忘れたくても忘れられないくらいなので、この機会に覚えてしまいましょう♪
浴衣の着方は左右どっちが上にくるの?
浴衣を着るときは、前で浴衣を合わせて着ますよね。重ねるというか。笑
気軽に浴衣を着ると言えば旅館などに泊まった時です。着付けの知識が無くても前で交差して帯で結んでしまえばよいのですが、
ふと、「あれ?どっちが前だっけ?」なんて思うことがあります。。
洋服では男女で逆になるので、着物でも男女逆になる?なんて迷うからかもしれませんね。
私も美容室で働きながら浴衣を着つけることも多いのですが、みなさん同じことを言われます(゜-゜)
で、その時に私がいつもお伝えする教え方はコレ!
「自分の右手がスッと入れられるような重ね方ですよ(=゚ω゚)ノ!!」
そう、昔の日本は今よりもずっと右利きが多くて(左利きは矯正されて当たり前の時代)着物にポケットなんてないから、みんな袖とか胸元にお財布などを入れていたんですね。
そのお財布を利き手である右手でスッと取るために、右手が入りやすいように重ねられているのです。
「アルファベットのyで覚えるといいよ♪」
なども言われていますが、鏡を見ながら着てしまったら間違えてしまう可能性がありますので危険です。
浴衣の前の重ね方で一番良い覚え方は「自分の右手がスッと入る重ね方」です!
自分から見て、「右手で浴衣の右側を持ち左脇まで沿わせ 左手で浴衣の左側を持ち右衿に重ねる」感じです。
これが「自分の右手が懐にスッと入る重ね方」です♪覚えましたか??
そしてこれは 男女ともに同じです!着物も浴衣も変わりありません。和服は全て共通です。
先ほど、間違えてしまうと危険だと書きましたが、なぜ危険なのか。次章でお伝えしますね♪
”浴衣の着方は右前”の正しい意味を理解しよう。
着物を着る専門用語として、「右前」「左前」などと言う言葉があるのですが、浴衣や着物など、和服を着る時は必ず「右前」で着用します。
浴衣を着る時は「自分の右手がスッと入る重ね方」でしたね(*´ω`*)
でもこれって、その通りに着たら左の衿(えり)が前というか、上ににきてるはずですよね!?左の衿が前にきているのに、右前・・・?
そうなんです。ちょっと混乱してしまいそうなのですがこういうこと。
左前・・・右の衿が前(上)にくること
これはこの「前」という言葉に意味があります。
ここででてくる「前」というのは 自分にとっての前、つまり先に自分の前にくる衿のことをさしています。
浴衣などの和服を左前にしてはいけない理由
浴衣や着物などの和服は男女ともに”絶対に”右前にしなければならないのですが、左前にしてはいけない理由があるのでしょうか?
それは「左前が亡くなった人の着物の着方」とされているからなのです。
和服を「左前」に合わせてしまうと「死人前(しにんまえ)」と呼び とても縁起が悪いとされています。
「死者の世界の着物」ともされているので、「向こうの世界に連れていかれてしまうよ!」などといった意味も含めて縁起が悪い、良くない とされています。
間違えて左前に着てしまわないように 気を付けてくださいね!
散々右前だとか左前だとか言ってきましたが、「左の衿が前に来るのに右前という」を覚えようとすると、混乱してどっちがどっちかわからなくなることがあるかもしれません。
ので「右前」の言葉は無理に覚える必要ありません。
やっぱり「自分の右手をスッと差し込める合わせ方」と覚えてくださいね(*´ω`*)
と いつもお客様にも言ってます(笑)
浴衣の着方はどっちが上??についてまとめ
いかがでしたか?言葉にすると右前は左衿が上で~っと 自分でも書きながらこんがらがってしまいます(笑)
とにかく、「自分の右手が差し込める合わせ方」これだけを覚えておけばまず間違うことは無いと思います(=゚ω゚)ノ
鏡を見ながら浴衣を着ると、余計混乱するかもしれないので、衿を合わせるときは自分で胸元をみながら合わせてください。
私も今年は浴衣を着る機会があるといいな~♪(*’▽’)
最後までお読みいただきありがとうございました(*´ω`*)