梅雨に入ると髪の毛が広がる、バサバサになる、うねる、癖毛が目立つ、くるくるなる、もしゃもしゃなる、膨張する・・・
なんて髪の悩みが信じられないくらい増えます。
なんで!?なんで梅雨ってこんなに髪の毛をボッサボサにしてくれるの!?って悩んだことはありませんか?
理由を知ることで、改善策がみえてきますよ♡
梅雨に髪が広がるのはなぜなの!?
梅雨になると広がる髪の毛。これにはちゃんとした理由があります。この理由さえわかっていれば、改善するのは簡単なんですよ♪
梅雨の髪の広がりの主な原因は「水分」つまり湿気ですね。これが関係しています。
髪の毛の構造ってこうなっているんです。↓↓
キューティクルって言葉は聞いたことがあると思うのですが、中のコルテックスだとかメデュラだとかは あまり聞いたことがないかもしれません。
ここではこのコルテックスとメデュラについては詳しくは説明しませんが、
髪の毛が傷んでしまったりダメージがある状態というのは、キューティクルが(髪の毛の表面)開いているんですね。
この開いてしまったキューティクルの隙間から湿気が入り込むことによって、中のコルテックス(髪の毛を作っているたんぱく質の結合)が崩れてしまうことがあります。結合がほどけてしまうと、うねりができてしまいます。
キューティクルが開いて傷んでいる状態の髪の毛は、湿気を髪の毛の中(キューティクルの内側)に取り込んでしまうので、水分を内部に溜め込んで膨張してしまった髪の毛がいつもより広がったり増えたりして見えちゃうのですね。
なので逆を言うと、キューティクルが整っている髪の毛は、キューティクルが髪の毛の内部を保護してくれていますので、梅雨だから広がっちゃう・・・なんてことは少ないんです。
髪が広がるもう一つの理由
もう一つの理由としてあげられるのは、もともとの「癖毛」です。
日本人の実に7割が癖毛と言われています。あなたの周りにも天然で直毛の人って少なくありませんか?
くせ毛というのは、腹立つことに一本一本が自由な形をしています。髪の毛一本の中にも、「水分を溜めやすいところ」と「乾燥しやすいところ」が混在しているので、髪の毛一本の中でも水分量を均一に保つことができないのです。この水分量の違いが、髪の毛のくせである「うねり」を作っているといわれています。
これがくせ毛の主な原因です。
髪の毛の中の水分量が均一ではなくなることで”うねり”が増え、それぞれの髪の毛の自己主張が激しくなるのでまとまらなくなります。
と ここまで考えると、「髪の毛の中の水分量を均一にすればいい」という結論になります。
美容師に髪をブローしてもらうときって、しっかりと根元から毛先までにドライヤーを当ててまとめてくれたりしませんか?
美容師がブローするとしっかり綺麗にまとまります。
美容師はこのことをしっかり頭にいれて(いるはず)丁寧にブラシとドライヤーを使ってブローして髪の毛の中の水分量を均一にしているんです(*´ω`*)
ただ、梅雨だからと言って毎日美容室でブローなんてなかなかできませんよね。
次章ではこの”うねりや広がり”などの髪の毛の悩みととどう戦うかについて書きますね♪
髪の毛の広がりを抑える方法を伝授♪
梅雨時期の湿気による髪の毛の広がりを抑えるためには ずばり、髪の毛の中に水分を取りこませないようにすることが一番効果的と言えます。
要はブロック!ですね。髪の毛の表面をコーティングしてあげます。
そこで一番おススメなのは洗い流さないタイプのオイルトリートメント。
オイルで表面をしっかりコーティングしてあげれば、艶もでて広がりを抑えてくれます。
おススメのオイルはこれっ!
で、もちろん私の勤める店舗でもこのオイルを取り扱っているのですが、これを使っている人は9割以上がリピーターになってくださっていて「これ以上にいいオイルになかなか出会えない」とさえ言ってくださいます♡
なんといっても、オイルなのにベタつくことがなくサラッとなじむんです!サラッとなじむのに艶はでるし、しっかりまとまって本当に良いオイルです!
ちなみに、コレ美容室の店販ではもう少し高いです。ネットで買った方が断然お得かも・・・(´・ω・`)
他にもできる対策をいくつかご紹介します♪
1 シリコンシャンプーを使う。
最近は、「ノンシリコンのシャンプーが絶対いいんじゃ!」という風潮がありますね。シリコンが毛穴に詰まって抜け毛の原因に~なんていった話もあるのですが、
それはハッキリ言って証明されていませんし、そのような学術はありません。もはや都市伝説じゃと言いたいくらい、正しいコトではないのです。
シリコンはシャンプー時の髪同士の摩擦も和らげてくれますし(摩擦がやっぱり傷みの原因になる)髪の毛の表面を滑らかにしてくれます。
ダメージを受けている髪の毛はとくに、シリコン入りのシャンプー・トリートメントで髪の毛の表面を保護することが本当に効果的なのです。
2 縮毛矯正(またはストレートパーマ)をかける。
梅雨対策に、広がる髪の毛を抑えたいのであれば、プロの手を借りるというのも手です。
”広がりがひどい”とか、”信じられないくらいうねってイライラする”ことがあるなら、最良の手だと私は思います。
もちろん、お金はかかっちゃいますけどね(;^ω^)
縮毛矯正とストレートパーマの違いを詳しく書いた記事はこちら
3 洗髪後は必ずドライヤーで乾かす
普段から髪の毛を濡れたまま放置して乾かさない人は要注意です。
髪の毛は自然乾燥させると、必要な水分まで一緒に飛んで行ってしまいます。ドライヤーを使ってしっかり乾かして必要以上に乾燥させないことがとっても大切です。
広がらないように乾かすためには・・・
髪を乾かすというよりか、「髪の根元、頭皮を乾かす」つもりでドライヤーをあてます。毛先の水分が飛び過ぎないように、ドライヤーを当てる前にヘアオイルやトリートメントなどで毛先を保護しておくとさらに良しです♡
美容師がドライヤーをしてくれるときは、指で頭皮や根元をガシガシしながら乾かしませんか?
実はあれがとても大切で、髪の根元に向けてドライヤーを当てながら頭皮を乾かすことを意識してみてください。髪の中間や毛先から乾かしてしまうと必要以上に乾燥させてしまう原因になります。
ドライヤーは20~30センチほど離して、よく振りながら風が一定の場所に当たり続けないように当ててくださいね!
頭皮がある程度乾いたら根元から毛先に向かって、上から下にキューティクルに逆らわないように乾かします。
4 外出先ではブラッシング
ブラッシングには、髪の毛の中の偏った水分量を多少均一にしてくれます。
目の粗いくしを持ち歩いて、化粧室に入ったタイミングなどにブラッシングするようにしてみましょう。
絶大な効果があるとは言えませんが、一日中ほったらかしにするよりずっと良いです(*´ω`*)
梅雨に広がる髪の毛を抑える方法についてまとめ
梅雨は髪の毛にとっては大きな敵になります。私の勤める美容室でも梅雨に入る前や梅雨時期は、縮毛矯正の予約が倍以上に増えちゃいます。
私も美容師になるまでは、髪の毛の広がりにはほんと悩まされてきました(;´Д`)
梅雨に限って広がりが激しい人は、
◎オイルをつかって水分の侵入を阻止したり
◎シリコンシャンプーを使ってみたり
(美容室が取り扱っているシャンプーを使うのもとても良いですよ(*’▽’))
◎縮毛矯正を考えてみるのも良しです。
◎ドライヤーの使い方を考えたり
◎外出先でも気にしてブラッシングしたり♪
定期的にヘアオイルなどでキューティクルを保護しましょう。
これで広がりをだいぶ抑えることができるはずです♪
試してみてくださいね♪