「愚連隊の神様」として有名な万年東一さん、その孫である万年蘭さんは壮絶な人生を歩んできたことでも有名です。そんな壮絶な人生といえば「高知東生」さんを思い浮かべます。今回は壮絶な人生を歩んできた高知東生 現在についてご紹介します。
高知東生とは
高知東生(たかちのぼる)さんは1964年12月22日生まれの高知県高知市出身で、2024年2月現在は60歳になります。俳優、歌手、タレント、小説家などとして活動していましたが2015年に一度芸能界を引退しましたが、2018年からフリーで芸能活動を再開しています。元妻が、あいだももさんと高島礼子さんということでも有名です。
一度引退した理由
一度引退した理由について当初は「義父である高島の父の介護に専念するため」と報道されていましたが、高知さんを逮捕した関東信越厚生局の麻取の内偵を察知して、怪しい付き合いから遠ざかり、身を潜めるための引退発表だったとも噂されています。その翌年の2016年6月に覚醒剤と大麻所持の容疑で横浜市内のラブホテルで逮捕されます。逮捕と同時に不倫も発覚しましたが、高知さんは逮捕時に麻薬取締官に対して、これで薬物をやめられると思い「本当に来てくれてありがとうございます」と伝えたそうです。
ドラマのような壮絶な人生
高知東生 現在を語る上で欠かせないのが高知さんのこれまでの壮絶な人生です。簡単にご紹介します。
幼少期
高知県高知市で幼少期を過ごした高知さん、物心がついた頃から両親はおらず、祖母と祖父に育てられたそうで、祖母からは犬と一緒に捨てられていたのを祖父が拾ってきたと聞かされたそうです。小二の頃に祖母からおばさんを紹介すると言われ数台の真っ黒な車にスーツをきた男性複数人に囲まれた和服の女性に出会いました。小五の頃に祖母から母だったこと伝えられ、そこから母親と暮らすようになったそうです。お父さんと紹介された男性は、暴力団組員であり、三代目山口組では最高幹部を務め、後に一和会最高顧問となった中井組組長中井啓一だったといいます。高知さんの母親はその愛人でした。
母親の自殺と実の父
複雑な家庭環境に育った高知さんですが、小学生時代に高知市街でスカウトされ、四国電力のCMに出演し、その後は複雑な家庭環境の中で母や家族に対する嫌悪感が増していき、その家庭から逃げ出したい一心で全寮制の明徳義塾中学校・高等学校に進学します。ある日突然母が切羽詰まった様子で寮に押しかけ進路について尋ねたそうで「任侠の世界だけは絶対にダメ」というので普通に就職することを伝えると安心した様子だったとのこと。しかし、その1時間後に母親はトンネルの入り口に突っ込み自殺したそうです。母の死後、戸籍を確認したところ実の父親も暴力団組員で大親分をしていた人物で母はその愛人でもあったことを知りました。
上京と俳優
母の死後は上京しホームレスの生活もしていた高知さん、夜はホストクラブで働き、成りあがるチャンスを伺っていましたが、この時期に薬物に手を出してしまいます。23歳のときに同郷の友人とAVの会社をおこし、最初の妻・あいだももさんと出会います。28歳のときには嶋大輔さんとディスコで喧嘩したことで嶋さんと仲良くなり、これをきっかけに嶋さんの事務所から1993年、高知東急(たかちのぼる)名義で芸能活動を開始しました。本名である大崎丈二の名でデビューしようとしましたが、過去の経歴を聞いた事務所から止められ、「高知」県から「東」京に「急」いで「東急(登る)」と命名されたそうです。その後、1996年に元妻あいだももさんと離婚、1999年2月には高島礼子さんと再婚し2016年の大麻騒動後に高島さんとも離婚しています。
現在は
そんな高知東生 現在は、薬物依存に陥った過去から仕事も家族も失い、どん底を味わったことで、依存症仲間と出会い、生き直す覚悟を決めたそうです。孤独と隣り合わせだった人生を見つめ直し、治療に向かう等身大の姿を講演会やSNSなどの交流サイトで発信しているそうです。懲役2年、執行猶予4年の判決を受けて、「全国を回り、一人でも多くの人に依存症の問題を考えるきっかけをつくりたい」ということでした。現在は芸能活動を再開して自助グループと連携しYouTube「たかりこチャンネル」などで依存症問題の啓発に取り組んでいるようです。リンクはこちら↓
(引用 YouTube公式「たかりこチャンネル」)
まとめ
少々長くなりましたが、壮絶な人生を送って現在は新しい人生を歩き始めた高知さん、高知さんに限らず、薬物に依存している人はたくさんいると思います。もし、薬物依存などで抜け出せずに悩んでいるのであれば高知さんのチャンネルをみてみてもいいかもしれませんね。これからの高知さんに注目していきましょう。