大切なウール100%のセーターをうっかり洗濯機に入れて回しちゃって、セーターが伸びてしまった・・・・
こんなとき どうしたらいいのでしょうか!?
お気に入りだったらあきらめもつかないですし、できることなら原状回復したいですよね!
ウールのセーターだと縮むことのほうが多いのですが、編み方によっては伸びちゃうこともあるようです。
今日はウールセーターを 縮める方法をご紹介したいと思います♪
ウールのセーターを洗濯したら伸びた・・・どうしよう?
ウールセーターが伸びてしまっても、原状回復することは可能なのでしょうか?
結論から言うと「ある程度は可能」です。
もちろん、特別な加工がされているものや、びろんびろんのでろんでろんに伸びてしまってもう収拾付かない・・・・なんてものはちょっと厳しいかもしれませんが。
ある程度の型崩れくらいなら戻すことができます。
もう一度いいますが、ある程度の型崩れです!ヒドイものや、激しく伸びているものなどは修復できません。(しつこいぞっ!)
ウールという素材はご存知の通り羊の毛なのですが、この羊毛の性質がなんと。「人の毛」ととてもよく似ているんです。
髪の毛は、ドライヤーやコテなんかを使ってしっかりセットしても、濡らしてしまえば元通りですよね!それと同じで、ウールも水分を与えると元のカタチに戻ろうとする・・・とても復元性の高い繊維なのです!!
なんだか 希望が見えてきた(=゚ω゚)ノ
伸びたニットを縮める方法があるんです♪
この縮める方法、じつは超簡単!!!たったの3ステップなのです(*´ω`*)
セーターを平干しできるものor場所
セーターを縮めるというかもとに戻す方法とは?
1 大きめの洗面器に水を入れて、優しく全体を濡らします。
2 洗濯機で 脱水だけ します。
脱水がこわければ、バスタオルで丁寧に挟んで髪の毛の水分を取るように、やさしく水分を取るでもOK!
この時点である程度まで縮んだ感じになるはずです。
このあとの干し方が肝心ですよ!!!
3 とにかく形を整えて平らなところに干します。
大きな平置き専用のネットがあればいいのですが、もしもなければ、バスタオルなどを平らに敷いてそこに乗せて乾かしてもOK。
このとき、しっかりと形を整えて置くことが大切です。
濡らした髪の毛が乾かしながらセットしやすいのと同じように、ウール素材のものも同じ原理でセットできるのです。
どうしても形が心配ならば、半乾きのセーターを伸ばさないようにゆっくり着てみて、長さや形を整えてちょうどいい形にします。
そのままゆっくり脱いでその形のままに乾かせばOK。
でもこれはとっても緊張しちゃうし(笑)首回りが詰まっているものは逆に伸びてしまう可能性もあるので気を付けてくださいね(;´∀`)
※絶対にNGなのは「お湯」を使う事です。
必ず水を使ってください!!
今回は ウールの「伸び対策」ですが、ウールは縮むこともあります。
ウールのセーターは「洗濯機」で洗濯や乾燥をしては絶対にいけません。
ウール素材のものを洗濯機で洗濯しちゃだめなのはなぜ?
ウール素材は、先にも書きましたが「髪の毛」ととてもよく似た性質を持っています。
ウールは濡れると、キューティクルのようなものが開いて猫じゃらしのような形になります。これは滑らかな方向には伸び、引っかかる方向には戻らない性質をもっているので、ランダムな方向で絡んでしまうとさらに絡み硬い塊のようになってしまうんです。
これがいわゆる「縮んだ」状態で、手触りもごわごわした感じになります。
洗濯機で洗濯するとこの状態になってしまうんですね。
これを縮絨(しゅくじゅう)というのですが、この状態になってしまうと元に戻すことができません。
し、目地も詰まって風合いも変わってしまい、ウールのフワフワ感は損なわれカチカチになってしまいます(;^ω^)
これからは、ウール100%のセーターなどのニットは絶対に洗濯機で回さないようにしましょう(*´ω`*)
肩などのちょっとした伸び(ハンガー跡など)はもっと簡単に戻せます。
ハンガー跡などの小さい伸びの場合は、その部分を霧吹きなどを使ってしっかり濡らします。ウールの表面だけでなく、その繊維の芯まで濡らすつもりでしっかりと!
その後、よく揉みこめば治ります♪
ウールセーターを縮める方法についてまとめ
いかがでしたか?
優しく大切にお手入れしてあげれば、完全に元に戻ることがなかったとしてもある程度までは回復させられると思います。
〇絶対に水を使う事
〇ウールの性質を正しく理解すること
〇洗濯機は脱水以外のメニューは絶対につかわないこと
に気をつけて、やってみてくださいね♪
※ 必ずウールのセーターがもとに戻ると保証することはできません。