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夏の紫外線対策といえば、必須アイテムともいえる「日傘」ですが。
最近曇りの日にも日傘をさしている人が多いような・・・?
でも曇りの日に日傘をさすのってなんだか恥ずかしい!!なんてことを思ったことはありませんか?
・曇りの日に日傘をさす意味ってあるの?
・効果はあるの??
この点について少し詳しく掘り下げてみたいと思います!
曇りの日に日傘って必要なの?はずかしくない?
そもそもなのですが。日傘ってあなたは何のためにさすのでしょうか?
暑さ対策?紫外線対策?
日傘の主な効果はこの2つなのですが、もし「暑さ対策」のためなら、曇りの日の日傘はあまり意味がないかもしれません。
ただし、紫外線対策のため!であれば、曇りの日の日傘は必要です。
ちょっと紫外線について詳しく見てみましょう。
紫外線の種類と肌への影響について
私たちの住む地表に届く紫外線には2種類のものがあります。
それぞれの性質と肌への影響について見てみましょう。
UVーB(紫外線B波)
屋外での日焼けの原因はコレです。
すぐに反応が出る日焼けの原因。
UVBはエネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こします。
肌へのダメージはシミやそばかす、そして日焼け!
皮膚がんの原因になるのもこのUV-Bです。
UV-Bはオゾン層で遮られるので、地上に到達する量は全紫外線量の約10%と少量です。
このUV-Bは日傘を使ったり、長そでのシャツを着ることである程度防ぐことが出来ます。
UVーA(紫外線A波)
UV-Aは、地上に届く紫外線の実に90%
UV-Aはエネルギーが、UV-Bほど強くないので、肌に急激な変化を与えることはありません。
しかし、UV-Aは、肌の奥深く「真皮」と呼ばれるところまで届いてしまうこと。
肌の奥に届くことで、じわじわと肌に様々な影響を及ぼします。
これが女子には一番いやな影響「シワ」「たるみ」の原因になると考えられているのです。紫外線によるものを「光老化」と呼んでいるほど・・・。
2種類の紫外線を見てみました。
・UV-Bはパワーが強く、日焼けやシミ、そばかすの原因になる
・UV-Aはパワーは弱いが、肌の奥まで届き、シワやタルミの原因になる
事がわかりました。
UV-Bは、晴れている時に多く降り注ぐ紫外線です。
このUV-Bは透明ガラスでも70〜80%を遮断することができますし、日傘や長袖のものでも防ぐことが出来ます
一方で、UV-Aは曇りだろうと荒天だろうとあまり関係なく平均的に降り注いでいます。
このUV-Aは日傘で防ぐことが出来るのでしょうか?
答えは、条件付きでYesです。
UV-Aを防ぎたい! 曇りの日の日傘にはどんな効果がある?
それでは、UV-Aを日傘で防ぐことはできるのでしょうか?
普通の日傘では、UV-Bは防げても、UV-Aを防ぐことは難しいです。
しかし、
UVカット加工がされている日傘を使用することでUV-Aを防ぐことが出来ます。
出来れば、UVカット率99%以上のものを探してください♪
そして、このUVカット加工の日傘を使うと、曇りの日でも効果があって、UV-Aによるシワ、タルミ予防になります。
ただし、日傘のUVカット効果は永遠ではありません。
その効果は1年たつと衰えていき、使い始めてから3年以上たっている日傘ではUVカットの効果はあまり期待できず寿命がきていると考えましょう。
日傘は最短でも1年最長でも3年以内には買い替えることが大切です。
日傘だけで安心できない?
UV加工した日傘を使えば、UV-Aを防ぐことが出来て安心!
なのですが・・・
日傘で防ぐことのできる紫外線は全体の半分くらいです。
残りの半分の紫外線は乱反射していて、横から下からも紫外線は飛んできているのです。
どれだけ性能の良い日傘をさしていても、乱反射する50%の紫外線は横から下から侵入してくるので、100%の紫外線は防げない!
というわけで、紫外線UV-Aを防ぐためには、曇りの日でも日傘をさすだけでなく、曇りの日でも日焼け止めを必ず併用することも必要です!
曇りの日の日傘についてまとめ
曇りの日に日傘って必要?という話について見てきました。
紫外線を予防するために使うのであれば曇りの日だとしても有効です!
晴れの日はシミそばかす予防に有効ですが、曇りの日はシワ・タルミ予防に有効です。
そして
「UV加工」されている日傘を使うこと
寿命を考えて定期的に買い替えること
曇りの日でも日焼け止めクリームを併用すること
ことで、よりしっかりとしたシワ・たるみ予防になります。
そんな日傘ですが、マナーとして、人混みや交差点など人とぶつかるような場所で日傘をさすのは危険を伴いますのでやめましょう(*‘ω‘ *)